2020年12月31日

【プリプラ】開発

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プリプラ(R)とは、
金属3Dプリンタで金型を作り、インクジェットプリンタでフルカラー印刷した、手のひらサイズのプラスチックモデルです。

現在私が手掛けている完全日本製というか完全社内生産プロダクトです。

2015年春。
金属積層3Dプリンタで金型を作れるんじゃね?がそもそものスタート。
2年程検討した結果なんとかイケそうだということで、金属積層3Dプリンタと射出成型機の購入に踏み切ります。
+もともと所有していたインクジェット印刷機複数を置く場所と、事務所も必要だし、あとアッセンブルする場所も必要だ、本社から近い場所に良さげな物件は…ない!ありそうなもんだけど、ない!ないです。ありません!どーすんのこれ機械買っちゃって納期近づいてくるよ、場所どーすんの場所、ワ〜〜…タイムアップで貸倉庫を工場に改築することにしました。
元々が倉庫なのであちこち不具合もあって結構大変。
なにより供給電力が足りず、敷地内に電柱建てちゃったぜ電柱!ビバ、マイ電柱!って私のではないが。
labo1.png

そして、2018年1月。
色々ありましたが、めでたく製作所オープンと相成りました。
labo.png
クワガタはエムアイシーの親会社です。


それではアイテム開発の流れを追っていきますね。

■企画
何はともあれ、まずは企画。
プリプラはかなり制約が多いので、いかにその制約をクリアして自然に見せるかが難しいところ。
ノウハウためなきゃ!

■原型
次に原型の制作ですね。
zomp_model.jpg
可愛いものはより可愛く、カッコいいものはよりカッコよく。
画像の原型はゾンビ系が大好きな原型師によるもの。

■データ
そしてそれを分割し、ランナー上に配置します。
zomp_data.jpg
ランナーサイズが84x84と小さいので、いかに大きく沢山のパーツを入れ込めるか勝負です。
数多くのパーツをランナー上に効率的に配置するには熟練のノウハウが必要なのです、流体力学的な勘所とかね。
と同時に3Dプリンタで扱えるデータに変換するのですが、これがまた大変。

■金型
無事出来上がったデータから金属積層プリンタで金型を作ります。
玩具業界における通常の金型製作方法とは違う新しいやり方です。
エムアイシーの規模で国内自社工場をやれるのはこの方法あってのこと。
通常の金型製作よりも早くできるのもポイント。
zomp_mold.JPG
出来上がった金型。
3Dプリンタですが、等高線は無いよ!

■成形
その金型を使って成形したショット品。
zomp_shot.jpg
1stショットにはヒケやウェルドがありました。
手の甲とかに大穴があったり…でもゾンビだからいいや!(よくない)

■デザイン
印刷する図案をデザインして版を作ります。
ここにも厳しい制約とノウハウが。

■印刷
ショット品にインクジェット印刷機で印刷を施します。
zomp_print.jpg

■パッケージング
パッケージングして商品となります。
zomp_product.jpg

ランナーから切り離して…
zomp_parts2.JPG

組み立てるだけで彩色フィギュアが完成!
zomp_finish.JPG
「ウラ〜〜〜」

色を塗ったりデカールを貼ったりする手間いらず。
接着剤も使いません!(使っても良いけど)

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posted by 秋山徹郎 at 11:12| プリプラ