2020年01月18日

原型師復帰

さて、MMORPG「EverQuest」に移住した私ですが、
別段貯えがあった訳でもなく、なにがしかの稼ぎが無いと餓死確定です。
時は1999年。
この頃にはコンシューマーゲームの開発は100人規模の大所帯で行うことが主流となり、ヒット作もロクにないフリーランスのゲームデザイナーにお呼びがかかることなんてありません。
ヤバい、これは本格的にヤバいのでは?
…と思っていた折、タイミングよく某巨大タイトルのボトルキャップフィギュア原型の話を頂きました。
これはもう本格的に原型師に復帰するしか…よ〜しパパ昔取った杵柄振るっちゃうぞぉ〜って誰がパパだw
球体関節人形を趣味で作ったり、WAX原型でマスコットを作って複製したりを細々とやっていたので、造形の腕とWAX技術が鈍ることが無かったのは幸いでした。

■球体関節人形(1996年)
doll1.jpg
家の近所に突如球体関節人形教室が出来てビックリ!早速門をたたいてノウハウを教えてもらいました。
これの衣装作るためにミシン買ったり。
布を仕入れにユザワヤ行ったら面白そうな端切れが山ほど売ってて、片っ端から買ったらエライ出費とか。
でも結局これ1体しかまともには作らなかったです。
doll2.jpg
そして胡粉は大変なのでジェッソだ!(邪道w)

■ジフモンマスコット(1999年)
色々な星に出かけてGIFアニメで動くモンスターを捕まえるという趣向のブラウザゲームを趣味で作っていました。
gifmon.jpg
そこに出てくるモンスターキャラクターのマスコット。
ホームページのキリ番を踏んだ人にプレゼント(住所聞いて送付w)したりしてました。
gifmon3.jpg
gifmon2.jpg
触覚とか全部手作り。
gifmon4.jpg
ジフモン大行進。
gifmon1.jpg
パーツ。
カラーキャストも結構綺麗に発色できてます。
gifmon_wax.JPG
WAX原型あきらかに縮んでるな。
油分が抜けたのかしら。

とまぁそんなわけで、ウィザードと原型師の二足の草鞋を履く生活が始まったのです。
最初のうちは原型仕事もそんなに多くなく、何とかなっていたのですが、
次第に仕事が増え、ウィザードの方が疎かに…
一緒に冒険していた仲間たちもぽつぽつと消息を絶ち始めていたこともあり、
その時点でのラスボスを倒したことを機に、2003年末にEQから引き揚げました。

そうこうするうち、ボトルキャップのネタが尽きて、モンスターの特性を生かしたビネットタイプの商品に移行します。
担当者と一緒にあーでもないこーでもない色々考えて楽しかったです。
お化けが扉に当たってるやつとか、料理を盗み食いするチビ悪魔とか。
あと同タイトルのクリアシリーズの原型もほとんどやらせてもらいました。

しばらくモンスターやらパンダやらの原型を作っていたのですが、
とあるきっかけで現在所属しているエムアイシーから誘いを受け、
2007年にプロデューサーとして入社、現在に至ります。

タグ:フィギュア
posted by 秋山徹郎 at 18:11| その他